二百余年前に生まれた御菓子司の蔵で眠っていた
古い菓子木型との出会いからかしこのお菓子は生まれました。
その昔、名もなきデザイナーが刻んだ繊細で美しい意匠の数々。
江戸時代から代々引き継がれてきた素材とレシピ。
和菓子の中に脈々と流れているアート性。
本物だけにある味の奥深さ。
四季折々の生活シーンの中で心を交わす、和ならではの習慣。

和の中では当たり前のひとつひとつのことが、
現代に暮らす私たちにとっては、新しい発見であり、驚きでもありました。
この感動を、ひとりでも多くの方と分かち合いたい、
そんな想いから、かしこは始まりました。

和の文化の中にあるアートの復興、かなり大それた想いですが、
この想いにご賛同くださった多くの皆様に助けていただきました。
かしこが、皆様にお返しできること、
それは、皆様が誰かに伝えたい「ありがとう」や「おめでとう」、
そんな想いが伝わるためのお手伝いにつとめることだと思っています。

和の約束事は、ちょっととっつきにくい、面倒くさそうなものが多いように思われるかもしれません。でも、よくよく学ぶと、とても合理的で、相手への深い思いやりに満ちています。

和の中にある見た目と心、両方の美しさをあなたの想いに添えられるよう、
かしこの和菓子をご提供して参りたいと存じます。